歴史と創作が好きな管理人のゆるいブログです。
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尊氏の愛娘、鶴王(頼子)ちゃん。
鶴王といえば、洞院公賢の『園太暦』に可愛いエピソードが載ってますよね。
以下超意訳(笑)
尊氏「自分の娘を書状で『姫君』って呼んだら変かなあ?」
公賢「執柄(摂関)家以外の者が必ず『姫君』呼びしなければならないということはございませんが、まあ自己判断でいいんじゃないですかね」
尊氏「おけまる^^」
尊氏の愛情を一心に受けていた鶴王ですが、文和二年ごろから病気がちになり、尊氏・登子夫妻の必死な祈祷もむなしく、不幸なことに夭折してしまいます。もし無事に成人していたら、どうなっていたのでしょうか。これだけの溺愛っぷりですから、きっと大きくなっても尊氏が手放さないだろうな、と思います。
***
『園太暦』原文
廿八日、天陰、鎌倉前大納言逘使者、二階堂安芸守成藤、以人(割:仲康)、問答、男女且可書遺状事
有之、女子姫君之由載之、可爲何様哉云々者、此號執柄家外常不稱歟、但於實儀者强不可有分別之上者、可有賢慮之旨報了
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