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今日は気分が乗っているので、尊氏に関する可愛いエピソードをもう一つ。もしかしたら以前書いたかも?もし書いてたら後で消しときます(笑)

たいへん仲の良い足利尊氏・直義兄弟は豊浦宮の忌宮神社に法楽和歌を奉納します。
まずは直義の法楽和歌から。(たしか自筆だったはず。違ったらすみません)


「神功皇后宮者本朝鎮護之大廟……」
 

 まあ普通の書き出しですよね。ですが、尊氏の方は




「西国下向之時参詣長門国神宮皇后……」



神宮!!??神功皇后じゃなくて!!??


私の知識不足だったら大変お恥ずかしく申し訳ないのですが、いくら同音であればどんな字を当てても構わないようなルールの南北朝時代だったとしても、神宮皇后はまずいでしょ!!
なぜ直義も奉納する前に教えてあげなかったのか…それとも指摘されたけど「最後までかいちゃったし、なおすの面倒だからまあいっか☆」的なテンションだったのか…謎ですね。



ちなみに尊氏の和歌は
「この御代はにしの海よりをさまりてよもにはあらき波風もなし」
「いにしへの二つのたまの光こそくもらぬ神のこころなりけれ」


直義の和歌は
「神かきは八重のしほちをへたつれとこゝろつくしそいまもわすれぬ」
「いにしへは人の国まてなひきける神のめくみも今そしらるゝ」


※画像は『足利尊氏 その生涯とゆかりの名宝』より引用(35頁)
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